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教育訓練給付金の実質負担額の計算方法 — 入学金・上限・年間上限・4千円ルール・追加給付の順に

公開日: 2026-09-20。制度の数値は国・自治体の公表資料に基づく目安です。最終確認はハローワーク(自治体の制度は各事務局)で行ってください。

この記事でわかること

  • 「最大80%」のうち確実に戻る分と、条件つきで戻る分の違い
  • 入学金・教材費・分割手数料など、対象になる費用とならない費用
  • 受講料728,000円の講座での計算例と、振り込まれる時期

スクールのページにある「実質 ○○円」は、追加給付をすべて受けた場合の最小値であることが多く、確実に戻る額とは違います。計算は次の5段階で行います。

1. 対象経費を決める

給付の対象は「教育訓練実施者に支払った入学料+受講料」です。次は含まれません。

割引があれば割引後の額、会社から受講の手当が出ていればその分を差し引いた額が経費です。ポイント還元や現金還付が予定されている場合も差し引きます。

スクールの「合計金額(入学金+受講料)」表示は、そのまま経費になることが多いです。「教材費2万円別」と書かれているものは経費に入りません。

2. 区分ごとの率と上限をかける

区分上限
一般教育訓練20%10万円
特定一般教育訓練40%20万円
専門実践教育訓練50%年間 40万円

一般と特定一般は講座全体で1回の上限。専門実践だけ「年間」上限で、6か月ごとの支給単位期間に払った経費で計算します。

例: 専門実践・受講料90万円・6か月コース → 90万 × 50% = 45万円だが年間上限40万円で 40万円。同じ90万円でも2年コースなら、1年目45万円分・2年目45万円分に分かれて各22.5万円、合計45万円が支給されます(払う時期によって変わる)。

3. 4千円ルールを確認する

計算した支給額が 4,000円を超えないと支給されません。一般教育訓練で2万円の講座(20% = 4,000円)は対象外、20,005円なら4,001円が支給されます。

4. 追加給付を足す(条件を満たした場合だけ)

区分追加条件
特定一般+10%(上限5万円)修了して資格を取得し、修了日翌日から1年以内に一般被保険者等として雇用(在職者は1年以内に資格取得)
専門実践+20%(年16万円)同上
専門実践さらに +10%(年8万円)上に加え、修了後の賃金が受講開始前より5%以上上昇(受講開始2024-10-01以降)

「資格取得」は、その講座の指定に紐づく目標資格です。スクールの修了証ではありません。目標資格が「AWS認定〇〇」なら、その試験に合格する必要があります。

5. 通算上限を確認する(専門実践)

最初の受給に係る受講開始日から10年間で、専門実践教育訓練給付金の合計は 192万円が上限です。1回の受講で超えることはほぼありませんが、2回目の受講では前回分を含めて計算します。

計算例: 受講料728,000円(入学金込み)・16週・専門実践

  1. 経費 = 728,000円
  2. 50% = 364,000円 ≤ 年間上限40万円 → 364,000円(確実分)。実質負担364,000円
  3. 4千円超 → 支給される
  4. 資格取得+就職: +20% = 145,600円 ≤ 16万 → 追加。賃金5%上昇: +10% = 72,800円 ≤ 8万 → 追加。最大合計582,400円、実質負担 145,600円
  5. 通算192万円以内

スクールが「実質145,600円」と書いている場合、それは4まで全部満たしたときの額です。確実なのは364,000円の負担です。

いつ振り込まれるか

分割払いにした場合も、支給額は「支払った額」ベースで、未納分は対象外です。分割手数料は経費に入りません。

講座ごとに計算する

判定ツールでは、受講料が公開されている指定講座について、確実分と最大額の両方と計算式を表示します。数値の根拠は制度の解説(厚労省リーフレット2026年8月版、2026-09-20確認)にあります。

自分の条件で、使える制度と実質負担を確かめる